生魚による食中毒の原因寄生虫,アニサキスとは?食中毒の症状と対策
生魚が原因で起こる食中毒の中に寄生虫であるアニサキスが関与して起こるアニサキス症というものがあります。
このアニサキスご存じでしょうか?
私は日ごろサバの切り身を見ることが多いのですが、
最近やけにアニサキスを多く見るようになりました。
そこで今回はアニサキスについてお話ししたいと思います。
アニサキスとは?
アニサキスとは線虫というその名の通り一本の線のような形の
魚介類に寄生する食中毒の原因寄生虫です。また食中毒を起こしているのは幼虫であります。
色は白色で大きさは2センチほど、基本内蔵に生息しているようですが、結構な数身にもいます。
2センチと大きいので目視が可能です。
どうしてアニサキスで食中毒になるのか?
アニサキスの幼虫が生きたまま消化管に入ることで、胃の壁や腸の壁に突き刺さり食中毒の症状がおこります。
症状
胃に刺されば吐き気と嘔吐、激しい腹痛が起こり(上のほう)
腸に刺されば下腹部痛が起こります。
胃の場合は一日以内に発症するのですが、腸内だと数日後に発症することもあります。
主に胃に刺さることのほうが多いようです!
アニサキスによる食中毒の治療法
命にかかわる病気ではなくその点は安心なのですが、痛みが強いため早めに除去します。
方法は簡単で基本的に内視鏡を使って刺さっているアニサキスの幼虫を摘出するだけで
症状は速やかになくなります。
なので症状が出始めたら早めに病院に行くことをオススメします。
開腹手術をしなくてはならない状況は稀なようですが腸閉塞を起こすと危険です。
また腹痛の時に使う正露丸にはアニサキスの動きを鈍くする成分が入っているので一定の効果はありそうです。
予防法
予防法といっても飲食店で生魚を食べる場合は目で見て気をつけるくらいしか出来ないんですけどね(笑)
調理過程での注意点は
火を通す、または24時間冷凍することによってアニサキスは死滅します。
この方法で調理することで仮にアニサキスがいたとしても問題なく食べることができます。
まとめ
注意が必要な例として、居酒屋などで出されるしめ鯖などがあります。
味付けに使われる酢や塩では効果がないため、目視で取っている場所もあるようです。(冷凍しているところもあると思いますが)
毎日のように作業している人達だと思うので大丈夫なのかもしれませんが
万が一のためにも自分の身は自分で守るため、気にして見るようにすると良いでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!